お気に入りのアルバムCDタイトルってありますか?
僕個人的には、「ユグドラシル」はすごく好きです。思い出深いからかもしれないんですが。
アルバムのタイトルって、意外とセンスが出るなと思っていて、今回はそれについて考察してみます。
①アルバムの中の曲をタイトル化する
一番スタンダードなタイトリング方法ですね。アルバム曲の中の特に押しの1曲をタイトルにするか、逆にタイトルを決めたあとでタイトルチューンとしてその曲をつくるという2パターンがあります。例えば、the pillowsなんかはこのやり方が多いです。
他にもたくさんありますが、このあたりを中心にthe pillowsのアルバムでは、アルバム内の曲タイトルがそのままアルバム・タイトルになっていることが多いです。
同じような方法をとっているバンドでいうと、スピッツも一部のアルバムがそうなっています。
②テーマ性を持ったタイトルにする
オムニバス系のアルバムに多いですが、収録曲に合わせて共通点を抽出しタイトル化する方法です。またピロウズになっちゃいますが、SYNCHRONIZED ROCKERSなんかはまさにそれです。
※カバー・トリビュートアルバムなので、参加してくれたバンドとピロウズがシンクロ(同期)しているという意味合いでつけられたのではないかと。
BUMP OF CHICKENのorbital periodもこれに類するかなと思います。タイトルの意味自体は、公転周期(軌道周期)を意味しますが、voyagerや星の鳥、プラネタリウムやsupernovaなど宇宙を想起させる曲を多く収録しています。
③毎回のアルバムタイトル自体が連続性を持っている。
早い話がケツメイシです。ケツメイシのアルバムは、すべてがケツノポリスというタイトルになっており、2→3→4→…とどんどん続いていきます。
この手法をとっているアーティストは他で言うと、Kinki Kidsなどがそうです。(彼らの場合、アルファベットを順番に、A album→B album→…→N albumとなっている。)また、RADWIMPSも序盤はそうでした。(RADWIMPS→RADWIMPS 2→…という形に加え、副題が"~ ~"でついている)いまだとSHISHAMOがそれに該当しますね。
と、こんな感じで、アルバムのタイトリングもいくつかのパターンがあります。なにか意味深いものだとすごいワクワクしますよね。
ちなみに冒頭紹介したユグドラシルについては、特に深い意味はなく、言葉の響きで決めたらしい。