こんにちは。
楽器っていいですよね。ピアノとかギターとかスタンダードなものから、口琴とか馬頭琴みたいな民族的なものまで、色々あります。
▼ちなみにこの画像何w
でも世の中には楽器を使わない音楽ってのもあります。
人間が出せる音のみで奏でる音楽
ボビー・マクファーリンの、Don't Worry Be Happy。これは、なんと本人の声の多重録音のみで作られた曲です。曲中のベースもコーラスもリズムも全て本人の声なんです!この曲でグラミー賞3冠を獲ったという、スゴい曲。
器楽的唱法とも呼ばれる歌い方で、自分の声を楽器みたく使う歌唱法です。いわゆる声の高低の変化、ボイスパーカッション、ボディーパーカッション、テンポの工夫、タンギングや息継ぎなど、声ってなかなか奥深いんです。
ちなみにヒューマンビートボクサーの、Daichiさんもスゴいのでぜひ聞いてみてください。こちらは、声ってことがわかりやすいですが、それでもスゴいです。
日用品を使ってリズムを奏でる音楽
こちらは、ブロードウェイミュージカル(オフ・ブロードウェイだったかも)で上演されているSTOMPです。
▼多分この写真みればピンとくる。
デッキブラシ・バケツ・パイプ・新聞・キッチン用品などなど、日用品を使って音を鳴らすことでリズムを作ります。ちなみにSTOMPは日本にもちょくちょく公演で来ているほか、オフ・ブロードウェイはロングラン、イギリスにもシアターがあります。リズムはもちろんですが、そのコミカルな演技も含めて、大人気のミュージカルです。
既存の音源を切り貼りして奏でる音楽
いわゆるサンプリングというやつで、過去に発表された曲の一部~全体を活用して、新しい曲として奏でる音楽です。実際この曲もある有名な曲(ベン・E・キングの「Stand By Me」)が使われています。
ヒップホップ系の人たちを中心に、トラックメイカーと呼ばれる人たちがこの手法をよく使いますが、一部のネタ(サンプリングネタ)を活用するだけでなく、曲全体にテーマを引用するパターンもあります。
▼この曲なんかはまさにそうですね。
こういう手法が増えてきたことで、元ネタという言葉も一般的になりました。
著作権的にいろいろ揉めることもありますが、結構一般的に使われている手法です。過去楽曲の一部使用の場合は、サンプリング自体に気づきづらかったりするのですが、ドラムパターンやベースラインのみなどであれば、結構頻繁に引用って行われているので、注意してみると気づくかもしれないですね。
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