音楽はなんとも心地よい麻薬である。副作用は、まだない。

90年生まれの音楽好きが、好きなことを書くブログ。基本は邦楽ロックや音楽理論や音楽に関すること。たまにそれ以外も。

半音使いのポップス女王という称号は、aikoからSHISHAMOへと移ったみたい。

ミックスという映画を見ました。ガッキーと瑛太のやつ。

 

今週のお題「私がブログを書きたくなるとき」って、意外と映画見た後とかもかも。

 

けっこう面白くてオススメなんだけど、主題歌がSHISHAMOの「ほら、笑ってる」って曲で、挿入歌にもSHISHAMOの「サボテン」って曲が使われてる。

今回はそっちの話。

※ちなみに予告編はコレ。よかったら映画館で見てみて。

ここから本題。

バンド・サウンドだからこそのSHISHAMOらしさ 

もともとガールズ・バンドとして有名になってきただけあって、演奏とかバランスとかすごくしっかりしているイメージがあった。(まぁヘッドホンミュージック感は否めないけど)

だから、Go!Go!7188とかチャットモンチーとかそっち系の延長線上としてやっていくのかなーとか思ってた。

 

けど、やっぱり曲の雰囲気とかは、ほかのギャルバンと呼ばれるバンドとは違って、“女の子らしさ”とか“かわいさ”とかを意識している曲が初期から多かった。

 

※こういうのとか

君と夏フェス

君と夏フェス

  • SHISHAMO
  • ロック
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この頃からやっぱり、aikoと似てる感はあるけど、バンド・サウンドに乗せているからこそのSHISHAMOらしさとか、他と少し違うという感じがあった気がする。

 

その後、もっとバンド曲感が強くなるSHISHAMO

オシャレコードを使った曲を出してみたり、ボーカルの入れ方を工夫してみたり、いろいろスリーピースバンド感を研究してた印象がある。

量産型彼氏

量産型彼氏

  • SHISHAMO
  • ロック
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熱帯夜

熱帯夜

  • SHISHAMO
  • ロック
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君とゲレンデ

君とゲレンデ

  • SHISHAMO
  • ロック
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このまま行けば、ギャルバンというよりもガールズ・バンドとして、チャットモンチーと双璧になるんじゃという気がしてきてた。

 

急にポップ路線に乗ったSHISHAMO

映画館で「ミックス」の挿入歌としてこの曲に出会ってそう思った。

サボテン

サボテン

  • SHISHAMO
  • ロック
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別にいい曲なんだけど、すごくドラマ主題歌感が出てきてて、なんというかテレビとか映画向きのよくあるポップな曲になったなーという印象。

 

で、映画終盤の主題歌で更にそれは強まる。

ほら、笑ってる

ほら、笑ってる

  • SHISHAMO
  • ロック
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パワーポップなバラード曲を聴いて確信したこと。それは、「あれ?aikoのポジション狙ってきてる?」

 

だって、この曲の「Ah〜」のところ、これに似すぎ。

ボーイフレンド

ボーイフレンド

  • aiko
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多分、SHISHAMOが取りに行こうとしている音楽ジャンルってココだと思う。aikoと同じ、「半音使い」のパワーポップ系。かつバンド・サウンド強め。

aikoの曲で言うと、これとか。

花火

花火

  • aiko
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キラキラ

キラキラ

  • aiko
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この辺の曲をごそっと取りに来てると思うんだよなー。

いままで、半音使いポジションのガールズ・バンドっていなかったと思うし。とは言え、ロックな半音使いって難しくて、結局ポップスに寄ってしまうから、SHISHAMOの路線変更ってすごく正しいと思う。

※ロックで半音多様してしまうと、盛り上がりきれなかったり・ノリきれなかったりってことが発生するから。(「もうちょい上げてよ~!」的なね。)

 

ということで、SHISHAMOとaikoが同じに聴こえても、それは正しいと思うよ!というお話でした。

 

 

じゃーね。