竹を取るという仕事を与えられて、どれくらいだろう。
いつの間にかおじいさんになっていた。
竹林はとても静かすぎて
「世界中に1人だけみたいだな」とおじいさんはこぼした。
同時に言葉をなくした。
光る竹に出会った時、迎えてくれた光があまりに綺麗すぎて。
竹を切るとそこにいた、白いブラウス似合う女の子。
おじいさん「隠れてないで出てこいよ。この家は大丈夫」
かぐやひめ「この日のタメに生まれてきたんだろう。なんとでも呼ぶがいいさ、私には消えない名前があるから。」
おじいさんはそいつに名前をやった「かぐやひめ」
若者A「君の存在だっていつでも思い出せるけど 本当に欲しいのは想い出じゃない今なんだ。」
若者B「明日僕らは大人になるから ここで「思い出」をつくろう」
熱心な若者に口説かれるかぐやひめ。
かぐやひめ「私のことなんかひとつも知らないくせに 私のことなんか明日は忘れるくせに」
差し出された手を丁寧に断った。
愛されたくて吠えて、愛されることにおびえて。
ここに居場所は無いと言う。
みんな会いたい人がいる
みんな待っている人がいある
会いたい人がいるのならそれを待っている人がいる
かぐやひめ「忘れないでね 帰る場所がある事を」
おじいさん「約束だよ必ずいつの日かまた会おう」
かぐやひめは、答えられずうつむいたまま手をふった。
強く望むことが 欲しいと望んだよ
夢の先なんて 見たくもないから。
藤原基央が、かぐやひめを書いたらこんな感じかな?笑