こんばんは、めがべーです。
iPodとかで音楽聞いてると、音量変えてないのに次の曲でバァーン!ってなるときないですか?
耳潰れるっちゅうねん........
その不思議について書いてみようと思います。
つまりコンプレッサーというヤツについてです。バンドやってる人も超チェキです。
コンプレッサーとは音をつぶす機械である。
音の大きさを上げる場合には、大きく2通りあります。
1つは、単純にボリュームを上げること。
もう1つは、コンプレッサーをかけることです。
ではコンプレッサーとは何か。ミキサーとかいじったこと有る人なら知ってるんじゃないでしょうか?ベーシストでもエフェクターとかでコンプかけるとか言ったりしますよね。コンプレッサーとは音をつぶす機械です。
例えば、
↑ こんな感じの音の粒があるとき、
ボリュームを上げるとこうなります。↓
同じ密度で音の粒が増えるってことですね。
こうやってボリュームを上げていけば、単純に音量は上がっていくわけです。
一方で、コンプレッサーを使うとこうなります。↓
今度は、音の粒は増えてるものの、収まってる箱の大きさは変わっていません。つまり密度が濃くなったということです。こうやって音の粒をギュギュッっと詰め込んでいけば、ボリュームも少しずつ上がります。
コンプレッサーをかけると、どうなるか。
コンプレッサーは、どんどんとかけていくと以下のようになります。
→ →
こんな具合で音の粒がどんどんとギュウギュウに詰められていきます。
詰めれば詰めるほど、音量も大きく聞こえます。かつ、コンプかけてないときと比べると、音の衝撃とでも言うんですかね?体にズシンと来る感じが出てきます。イメージで言うならば、炭酸水のペットボトルを開けたときの空気が出てくるような勢いで、音が放出されると思っていただいて大丈夫だと思います。勢いと重みのある音になるんですね。なので、低音系(ベースとかバスドラム)の音にコンプをかけることが多いですね。
そして、密度の高い音は、密度の低い音よりもかき消されにくいです。音の密度が高く、音の粒がいっぱいあると考えれば、かき消されにくいのもなんとなくわかる気がしませんか?渋谷や新宿など街の電光掲示板などからの音楽やおしゃれなショップの音楽が雑踏にかき消されず遠くまで聞こえたりするのは、コンプレッサーがかかっていて、音がとても圧縮されているからなのです。かき消されにくいんですね。
ちなみに無限にコンプレッサーをかけることが出来るかといえば、答えはNoです。一定の部分を超えると、音が割れ始めます。雑音やビリビリいう感じのノイズが入るんですね。そうなればまぁ、箱のなかに音の粒詰め過ぎってことです。
同じ音量でも大きさが違う不思議。
ということで、コンプレッサーとか音の密度の問題があるので、同じボリュームに設定していても音量の大小がいろいろあるわけです。
ちなみに、CDで聞いていてめっちゃ良い!って思ってたのに、ライブに行ったらなんか音がスカスカだなぁ?というのも大体コレが原因です。
いろんな音を楽しめるようになりたいですね。
じゃあねー。